【掲載記事】地域の子どもたちを応援「月見」酒田市へ20万円寄贈
㈱月見(白旗夏生代表取締役社長)は7日、寄付型私募債の発行を通じて酒田市に20万円を贈った。
市は教育に充実に役立てる。荘内銀行の寄付型私募債「荘銀ふるさと応援私募債」を活用した寄付。
月見は同日付で、さらなる成長に向けた運転資金として2億5000万円の私募債を発行し、同行が引き受けた。
月見は1966年に創業し81年に法人化。
「上質なやすらぎ、爽やかな明日を約束します」をモットーに酒田、鶴岡両市でビジネスホテルを運営している。
酒田市のJR酒田駅前で進む駅前周辺整備事業を伴って今年11月28日、図書館機能を持つ市の公共施設「MIRAINI」が入る複合施設(A棟)に、新ホテル「月のホテル」をオープンする予定。
今回は次代を担う子どもたちを応援しようと、教育の充実を願って寄付することとした。
この日は白旗社長と同行の村上浩取締役常務執行役員、山科宏幸執行役員酒田中央支店長らが市役所を訪問。
白旗社長が丸山至市長に目録を手渡した。
白旗社長は「コロナ禍で子どもたちは、友人に会えない、各種大会は中止と悲しい思いをしている。
明るい未来に向け、これからも活躍してほしい」と寄付の趣旨を述べ、「月のホテルは、ただ泊まるだけでなく、地域の人が集う『コミュニティホテル』を目指す。
ホテルと図書館が力を合わせ、にぎわいを創出したい」とあいさつした。
村上常務は「駅前の活性化、教育の充実で人口減に歯止めがかけられたら」と。
これを受け丸山至市長は「人材育成が地域では一番重要。有効に活用したい」、村上教育長は「生まれ育った故郷に誇りが持てるよう、故郷教育を充実させたい」と謝辞を述べた。